二人の未来。
K君との思い出
いつものように玄関の前で待っているK君。

玄関を開けると、


K君「少し出かけない?」


こんな時は、いつも山登り(笑)

少し離れたところに、

小さい頃からの遊び場だった

小さな山があります。

私のバイクの後ろにK君を乗せ、(普通は逆?笑)

山のふもとまで行きました。


私 「しっかり摑まってよ!」

K君「・・・ああ。」


いつもなら・・・

「おっぱい触らないでよ!」

「頼まれても揉まん!(笑)」


なんて冗談を言ったりするのに・・・

今日は座席をつかんでるK君の手。



・・・何だか変な感じ・・・



ふもとにバイクを停め、

二人で登り始めました。

小さかった頃は道なんてなくて、

土や岩がむき出しで、

雑草が生い茂って、

探検みたいだったこの山。

今は道がある程度、整備されて、

登りやすくなっている。

こんなに簡単に登れたっけ?

二人で草を掻き分け、

這いつくばって登った記憶がある。

大人になったから一人でも

登れるようになったのかしら?

ほどなくして頂上に着きました。

二人でビニールシートを広げて座った場所も、

今ではウッドデッキができている。

そこに二人で座り、


・・・私の方から話を切り出しました。
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