~Snow White~『ニ巻』
「あ、きみは・・・・」
稔が白々しく洋平に話しかけた。
「大柴 洋平 です。
利香さんとお付き合いしています。
お線香あげさせて下さい。」
「札幌から?わざわざ?」
「利香さんのおとうさんですから
ごあいさつしたくて……」
「それは、それは・・・・」
「行こう、洋ちゃん。」
利香は洋平の手を引いた。
洋平は頭を深く下げて
利香の肩を抱いた。
視線が突き刺さる・・・・・
稔が見てる
そう思うと
洋平にもっと甘えてみせた。
お願い
あきらめて・・・・・・
そう祈りなながら後ろ姿で
必死に演じる・・・・・
稔が白々しく洋平に話しかけた。
「大柴 洋平 です。
利香さんとお付き合いしています。
お線香あげさせて下さい。」
「札幌から?わざわざ?」
「利香さんのおとうさんですから
ごあいさつしたくて……」
「それは、それは・・・・」
「行こう、洋ちゃん。」
利香は洋平の手を引いた。
洋平は頭を深く下げて
利香の肩を抱いた。
視線が突き刺さる・・・・・
稔が見てる
そう思うと
洋平にもっと甘えてみせた。
お願い
あきらめて・・・・・・
そう祈りなながら後ろ姿で
必死に演じる・・・・・