~Snow White~『ニ巻』
「就職?もうきまってんの?」

「それこそまだ見えてない。」


「これからは手職だぞ。
女だってどんどん男の仕事に
進出してるんだって。
ただ働きにいったってできること
限られてんだろ?」


「そうだね・・・・」
確かにそうだった・・・・
これから一人立ちするなら
行きあたりばったりは怖いかもしれない。



「俺の進むとこ
受けてみたら・・・・・?」


洋平の進むところは
職業訓練をする
大学らしい・・・・・



「ギリギリだからな~~
よく考えるといいよ。
竜にも早く話せ。
あいつは一緒に大学だと信じこんでるし」



「そうだね
ありがとう、なんかホッとした。
洋ちゃん・・・
ありがとう、おやすみ」



「おやすみ~」


電話をきったら眠くなった。
< 169 / 351 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop