~Snow White~『ニ巻』
「無理だね~おまえは妹だけど
もうすぐ妻にするからさ。」
「あなたを思う気持ちは
軽蔑しかないわ。」
「あはは~相変わらず言うね。
そうそう、さっき竜平くんと父上に
偶然会ったよ。
取引先でさ。
『利香が大変お世話になってます』
ってしっかりと挨拶してきたからな。」
万事休す・・・・だ
利香の心はその時が来たと覚悟する。
「大柴社長、竜平くんに聞いてたぞ。
おまえ知ってたのかって
話してなかったのか?
大槻建設とおまえの関係・・・・・
竜平くんはあんまりピンときてなかった
様子だったけれどな~
だから
『洋平くんに聞かなかったかい?
彼は、父の葬儀にも出席してくれたし
僕から利香を奪って帰っていったけど。
僕は、洋平くんが利香の彼氏だと
思わされていたんだけど……
彼が、利香を必死で守ってくれてるから。
よろしく伝えてくれ。』って言っといた……」
終わった~~
利香は全てが竜平にばれたことで
絶望感に陥った。
「卑怯なやりかたね。
相変わらず・・・・・・」
「卑怯?それはおまえだろう?
洋平を隠れ蓑に使って
本命を守ってるんだからさ。」
その声を背にしながら
部屋を飛び出した。
もうすぐ妻にするからさ。」
「あなたを思う気持ちは
軽蔑しかないわ。」
「あはは~相変わらず言うね。
そうそう、さっき竜平くんと父上に
偶然会ったよ。
取引先でさ。
『利香が大変お世話になってます』
ってしっかりと挨拶してきたからな。」
万事休す・・・・だ
利香の心はその時が来たと覚悟する。
「大柴社長、竜平くんに聞いてたぞ。
おまえ知ってたのかって
話してなかったのか?
大槻建設とおまえの関係・・・・・
竜平くんはあんまりピンときてなかった
様子だったけれどな~
だから
『洋平くんに聞かなかったかい?
彼は、父の葬儀にも出席してくれたし
僕から利香を奪って帰っていったけど。
僕は、洋平くんが利香の彼氏だと
思わされていたんだけど……
彼が、利香を必死で守ってくれてるから。
よろしく伝えてくれ。』って言っといた……」
終わった~~
利香は全てが竜平にばれたことで
絶望感に陥った。
「卑怯なやりかたね。
相変わらず・・・・・・」
「卑怯?それはおまえだろう?
洋平を隠れ蓑に使って
本命を守ってるんだからさ。」
その声を背にしながら
部屋を飛び出した。