~Snow White~『ニ巻』
「俺じゃだめなのか?
同じ顔をしてるだろ?」
洋平が声を絞り出すように言った。
「洋・・・・・」
「俺はおまえをずっと愛してきた。
竜平の変わりでもいい。
こうして俺が会えたのもきっと運命だろ?」
「そんなこと・・・」
「竜には家族がいる。
あいつは、夏絵を愛してる。
たぶん同じくらい、夏絵を愛しいと思ってる。
だから絶対、別れないよ。
おまえはそれでもいいのか?」
「いいとは思ってないよ。
最低だって思ってる。」
「さびしいだろ?」
「やめてよ・・・洋ちゃん・・・」
「自分だけ愛してほしいだろ?」
利香の目から涙がこぼれた。
「俺は、おまえだけ愛してやれる。
竜の代わりでもいいんだ。」
夏絵の手を握りしめた。
同じ顔をしてるだろ?」
洋平が声を絞り出すように言った。
「洋・・・・・」
「俺はおまえをずっと愛してきた。
竜平の変わりでもいい。
こうして俺が会えたのもきっと運命だろ?」
「そんなこと・・・」
「竜には家族がいる。
あいつは、夏絵を愛してる。
たぶん同じくらい、夏絵を愛しいと思ってる。
だから絶対、別れないよ。
おまえはそれでもいいのか?」
「いいとは思ってないよ。
最低だって思ってる。」
「さびしいだろ?」
「やめてよ・・・洋ちゃん・・・」
「自分だけ愛してほしいだろ?」
利香の目から涙がこぼれた。
「俺は、おまえだけ愛してやれる。
竜の代わりでもいいんだ。」
夏絵の手を握りしめた。