~Snow White~『ニ巻』
子供のことまでは今なんとも
預かれるような気持ちには
なれなかった。


とりあえず
木の実園でしばらく預かってもらうことにした。



「もう一通の手紙を
読みたい」



弁護士にたのんだが
やはりそれはできなかった。


そこにもう一つの
真実がかくされているような気がした。



夏絵にも言いだしにくかった。
後回しにしていた。


時だけがすぎていく。



ある日、思い立って園の近くまで
出かけることにした。


何かに導かれるように・・・・



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