~Snow White~『ニ巻』
次の日の昼休み

「吉沢さんいる?」


「あそこで寝てる人です。」



「ありがと。
ちょっと入っていいかな~」



「あ、はい。」


教室に竜平が入ると歓声が聞こえた。



「吉沢さん・・・」


顔をあげない・・・・


「ちょっと」
肩をポンポンと叩いた。



「ん・・・・・・」


 本当に寝てるのか・・・



顔をあげた吉沢夏絵は
目をゴシゴシとふいて
竜平を怪訝な表情で見上げた。
< 63 / 351 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop