~Snow White~『ニ巻』
「お待たせいたしました。」
さっきのおばさんより
百倍感じのいい声で
中から人が出てきた。
「すいませんね、もう終わりなのに。」
一応そう声をかけた。
「いいえ、営業時間内です。
気になさらないでください。」
そう言った店員と目が合った。
「あ・・・・・」
「あ・・・・・」
吉沢 夏絵 だった。
「あ・・・・あれ・・・・
うちの学校、まずいよ、バイト・・・」
竜平は言った。
「すみません。内緒にしてください。」
夏絵は慌てている。
「忙しいってバイトしてて?」
「ま…そんなとこです…
だけど言わないでください。
停学になんかなったらおしまいなんです。
ここにも無理いって働かせて
もらっているから。
迷惑かけたくないんです。」
必死に竜平に頭を下げた。
さっきのおばさんより
百倍感じのいい声で
中から人が出てきた。
「すいませんね、もう終わりなのに。」
一応そう声をかけた。
「いいえ、営業時間内です。
気になさらないでください。」
そう言った店員と目が合った。
「あ・・・・・」
「あ・・・・・」
吉沢 夏絵 だった。
「あ・・・・あれ・・・・
うちの学校、まずいよ、バイト・・・」
竜平は言った。
「すみません。内緒にしてください。」
夏絵は慌てている。
「忙しいってバイトしてて?」
「ま…そんなとこです…
だけど言わないでください。
停学になんかなったらおしまいなんです。
ここにも無理いって働かせて
もらっているから。
迷惑かけたくないんです。」
必死に竜平に頭を下げた。