~Snow White~『ニ巻』
JRに向かう途中
遠回りして大きな公園の中を通った。
少し早く出過ぎたな~
はりきりすぎだ…俺…
次の駅から利香が乗ってくることになっていた。
公園のベンチで
座っていた親子がおにぎりを
食べていた。
母親は本を読んでいた。
ベンチから降りて
ヨチヨチ歩きの男の子が
竜平の前で転んだ。
「うわ~~ん」
泣き声に驚いて男の子を抱き起こしたら
母親が飛んできた。
「大丈夫?」竜平がきくと
また泣きだした。
「すみません~」
母親が
「男の子なのに泣かないの。」
そう言うと足元の泥をほろった。
「あ、吉沢さん?」
母親は夏絵だった・
「会長~~」夏絵はにっこり微笑んだ。
遠回りして大きな公園の中を通った。
少し早く出過ぎたな~
はりきりすぎだ…俺…
次の駅から利香が乗ってくることになっていた。
公園のベンチで
座っていた親子がおにぎりを
食べていた。
母親は本を読んでいた。
ベンチから降りて
ヨチヨチ歩きの男の子が
竜平の前で転んだ。
「うわ~~ん」
泣き声に驚いて男の子を抱き起こしたら
母親が飛んできた。
「大丈夫?」竜平がきくと
また泣きだした。
「すみません~」
母親が
「男の子なのに泣かないの。」
そう言うと足元の泥をほろった。
「あ、吉沢さん?」
母親は夏絵だった・
「会長~~」夏絵はにっこり微笑んだ。