先生に逢いたい
「海渡、あのねあたし今度帰るときに着てく服が欲しいんだ。
 一緒に探してよ!」

「・・・」


「ちょっと海渡!聞いてんの?」


「・・・」


-俺はかなりボーっとしてた。


 だって、目の前にあいつがいたから-


「もっ!いい。早く行こうよ」


「ごめん、俺行けない。」


「え?」


-アリスの言葉も聞かずに俺は美波のもとへ向かってたー



「み、みな「美波」


-陸斗-



-俺がそう思ったと同時に陸斗がこっちに気づいたらしく

 
 俺を見て鼻で笑ったような気がした-






-あいつ、行動が速いな。




 またとられちゃいそうだ、あいつを-




 









 
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