手のひらの終焉
シルバーの源
いよいよ四階だ。
ノインがいるはずだ。
相変わらず優美なラインの階段を上がると、
上のフロアに誰か現われた。
長いナイフをすらりと脇から引き抜いて、構えた。
ナイフじゃない、日本刀だ。
さっき、砂漠の彼方にいたリャウカを撃ってきた男だった。
銃を、刀に持ち替えて、リャウカを待ち構えていたのだ。
マシンガンででも来た方が確実なのに。
リャウカは右手にナイフを持ち直した。
そしてポケットのケースを探ると、
針を一本抜き出して、口に横にくわえた。
男は優雅な構えでリャウカのほうに目を向けている。
ノインがいるはずだ。
相変わらず優美なラインの階段を上がると、
上のフロアに誰か現われた。
長いナイフをすらりと脇から引き抜いて、構えた。
ナイフじゃない、日本刀だ。
さっき、砂漠の彼方にいたリャウカを撃ってきた男だった。
銃を、刀に持ち替えて、リャウカを待ち構えていたのだ。
マシンガンででも来た方が確実なのに。
リャウカは右手にナイフを持ち直した。
そしてポケットのケースを探ると、
針を一本抜き出して、口に横にくわえた。
男は優雅な構えでリャウカのほうに目を向けている。