手のひらの終焉
さて、次はノインに向かって行きますか。
 
四階も、三階と同じ造りだった。
 
ホールの奥に部屋がある。
 
そこに、ノインはいるハズだった。
 
不思議と、余裕が生まれてきた。

このまま、楽に勝てそうな気がする。

リャウカの瞳の色はすううっとグレーに変わった。
 
と、後ろから声がした。

襲い掛かってくるなら、黙ってやれ。

思いながら振り返ると、

男が刃物を持って襲い掛かってくるとこだった。
 
どこに潜んでいたんだ?
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