手のひらの終焉
その混乱に乗じ、

いさかいに手を貸して自分の利益へ導こうとしたのがリャウカの組織だった。

元々は、

独裁者や法の手の届かない悪人を闇から闇へと葬り去るのが仕事だったのに。

その莫大な代価と力を手にして、

狂っていったんだろう。

報酬を手にしながら、

世界を自分の都合良く動かすため、

邪魔な人間を一石二鳥的に消して行った。
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