手のひらの終焉
リャウカと目が合うと、
ちょっと笑って、
「キツいか?」
リャウカは深々と頷いた。
「何で、夜に動かないの?」
その方が、
少しでも、暑いのがマシな気がするのだ。
ほとんど怒りを込めて言うと、
「夜の行進は、
眠気と暑さとの戦いなんだよ。
よっぽど水の乏しいとこ以外は夜には動かない」
“よほど水に乏しく“ない砂漠があるのか?
口を利く元気は無かったけど、
言いたいことは、
スクセに伝わったようだ。
ちょっと笑って、
「キツいか?」
リャウカは深々と頷いた。
「何で、夜に動かないの?」
その方が、
少しでも、暑いのがマシな気がするのだ。
ほとんど怒りを込めて言うと、
「夜の行進は、
眠気と暑さとの戦いなんだよ。
よっぽど水の乏しいとこ以外は夜には動かない」
“よほど水に乏しく“ない砂漠があるのか?
口を利く元気は無かったけど、
言いたいことは、
スクセに伝わったようだ。