手のひらの終焉
目標がゆっくりと歩いてくる、その、
一瞬先の動きを読んで、引き金を引く。
弾が軌跡を描いて飛んでいく。
それが、リャウカの目にはハッキリと見えた。
目標が、悲鳴を上げてうずくまる。
右足を、弾はかすめたハズだった。
致命傷でも重傷でもないけれど、
これから砂漠へ入ろうとする者を、足止めするには充分だ。
一瞬先の動きを読んで、引き金を引く。
弾が軌跡を描いて飛んでいく。
それが、リャウカの目にはハッキリと見えた。
目標が、悲鳴を上げてうずくまる。
右足を、弾はかすめたハズだった。
致命傷でも重傷でもないけれど、
これから砂漠へ入ろうとする者を、足止めするには充分だ。