First Love
「真梨愛すごかったじゃん。さすがね〜」

『ありがとっ。』

私達は教室に戻ってみるとまた
キャーとか黄色い声が…

『「?」』

なにかを女子が囲んでいるみたい。
私の席に座るとさっきの茶髪と
黒髪が囲まれていた。

茶髪の方は笑顔で女子と話しているけど、
黒髪は全く無視。

てゆーかめっちゃ睨んでるみたい。

塚、この二人隣だったんだ。

それから、先生が来たので女子の皆さんは
名残惜しそうに自分の席に戻っていった。


ため息をつくと、

「どうしたの?ため息なんかついて。」

あなた達のせいだし。

『いや、女子があまりにもうるさくて』

「ぷっ。君正直だね。」

『まぁね。自分を偽りたくないもの』
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