First Love
『よく知ってるね。ヒロト。そうよ。まっ今は族名を変えてうちの傘下に入ってるけど』

「へぇー。そうだったんだ」

『うん。みんないい奴らだよ。』

自然と笑顔になる。

「でも、何で真梨愛ちゃんと芽衣ちゃんが族なんて?」

『最初は助けたかったのだけなの。不良ってだけで見捨てられた奴らに教えてたあげたかったの。暖かい居場所があるってことを。』

「そうなんだ。」

『でも、今じゃどっちが助けられてるのか分からないけど。いつのまにかBLACK ROSEは私にとってかけがえのない存在になってた。私にとっても暖かい居場所になってたの。ただ仲間といるこの居場所を守ってたら全国NO.1の族になってた。』

「ぅちも。気付かないうちに大切な仲間になってた。真梨愛がいて、後輩達がいるこの居場所が当たり前になってた」



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