First Love
「はっ言えるかよ。言ったらあいつは壊れるかもしれないって思ったら言えかった。」

『だけど、お前それでいいのかよ?本当のコトを言わかったらお前真梨愛に…』

「もしかしたら嫌われるかもしれない。だけど好きな女が泣くのを見るのはもっと辛ぇ。蓮とか言ったな。お前は真梨愛が好きなんだろ?」

『あぁ』

「お前に真梨愛は頼んだぞ。あいつすぐ強がるけど実はすごく淋しがり屋なんだ。」

『お前は?』

「もうアメリカに帰るさ。真梨愛の幸せそうな顔が見れただけで十分だ。」

『真梨愛にはまた何も言わないで行くのか?』

「あぁ。じゃあな」

そう言ってあいつは去っていった。
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