Honey Love
コール音が耳に届くと、私は急に不安になってきてしまった。
「どうしよう……あおい」
「大丈夫だって」
――凜久くんだって、少しは感づいてるハズよ。
「あ、もしもし……」
『瑠璃?どうしたの?』
「え、えっとね……」
もごもごする私の視線の先には、1枚のメモ。
そこには、いつの間に書いたのかあおいの字で
◇*◆
さりげなく聞くよりも、直球で聞く方が瑠璃らしいわよ!
①チョコが好きかどうか聞く
②バレンタインの日に家に遊びに来てくれるように約束をする
③「全身をチョコでコーティングして待ってるから」←言う
◆*◇