Honey Love



あおいのメモに目を通しながら、ドキドキする胸を抑えて凜久に聞いてみる。



「凜久はチョコ好き?」

『うん、好き』


「来週の日曜日、家に遊びに来てくれる?」

『うん、行く』


私の質問にサラッと答えてくれる凜久。

そして最後の……



「え~っと?」

これを、言え?

文章にあまり目を通さないまま、文字を読み上げる。



「全身をチョコでコーティングして待っ……きゃああっ!」


――プツッ


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