Honey Love


その意味を理解した瞬間、私は反射的に電話を切ってしまった。



「あおい……っ」

あ、あれ――?

隣にいたあおいがいつの間にかいなくなっていて。


メモの最後には

P・S★
私もこの後用事あったんだ!
また連絡するから、ごめん!

          あおい



「……え、」

ポカンと口を開けたまま、私はしばらく放心状態のままだった。


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