Honey Love
「へ?」
「ミルクとビター、どっちが好きか」
「へっ?」
まるで理解していない私に、はぁ……、と大きなため息をつかれてしまう。
「私ね、ヨウと付き合ってるの」
「……」
その言葉を最後に、私はまたフリーズしてしまった。
***
「ごっ、ごめんねっ!気が付かなくて」
「もぉ、何で謝るのよ!これでやっとスッキリしたわ」
そんなこんなで、私も凜久に好きなチョコの種類を聞くことになった。
「もしもし、凜久?」
『瑠璃?』
「ごめんね、また電話しちゃって」
『ううん』
電話の向こう、凜久が首を振ってくれてるのが分かってなんだか、ジーンとしてしまう。
と、ここに、またいつの間に書いたのかあおいのメモ。