Honey Love


瑠璃が喜んでくれれば、俺だって嬉しい。




だけどこの後……

チョコに入れた“アレ”が、大変な効果を発揮することになる。


俺が何ともなかったのは、ひと粒だったから。



「……、ん……」

急にクタッと俺の肩に体を預けてくる瑠璃。

顔が僅かに赤くなっていて――。


おいしい、おいしいと食べ進んでいった瑠璃は……



「り、く……」

俺が間違って大量に入れたお酒のせいで、



「なんか、体、変……熱いよぉ」


――酔ってしまったのだ。


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