Honey Love
「そうなの?」
って、それより――。
「瑠璃は夏休みに入る前から僕のこと好きだったの?」
「う、うん……」
もごもご答える瑠璃の顔は、やっぱり真っ赤。
「好きになったのは、自分が先って思ってるでしょ?」
「……?…う、ん…」
「実は僕――…」
――瑠璃に初めて合った時にはもうすでに恋にオチてたから。
僕の心を
全部持ってっちゃった責任、ちゃんと取らなきゃダメだよ?
「……え、……え?」
どうやら瑠璃は理解していない様子。
「だから……分かりやすく言うと好きになったのは、僕が先ってこと」
隙だらけの瑠璃に
チュッとキス落とすと、再びベッドに潜り込んだ。
重なり始めた
ハートも一緒に、ね。