夏と秋の間で・乙


「まぁまぁ・・・あ、望巳そこのキャベツ切って。」



「はいはい・・・。」



「早くしろよ。俺のカレーも控えているんだから・・・。」



 だったら、お前も手伝え!



 そんなやり取りをしながら、亜紀の焼きそばと速人のカレーは出来上がる。



 出来栄えとしては、さすが亜紀は女の子というべき美味しさだった。



 しかし、一方速人のカレーはと言うと・・・。


「お前・・・コレ、本気で売り物にするつもりか?」



「・・・・・やっぱり、豆乳は奇抜すぎたかな?」



 いや・・・絶対それ以前の問題だって・・・・。




< 121 / 147 >

この作品をシェア

pagetop