夏と秋の間で・乙
「まぁまぁ・・・あ、望巳そこのキャベツ切って。」
「はいはい・・・。」
「早くしろよ。俺のカレーも控えているんだから・・・。」
だったら、お前も手伝え!
そんなやり取りをしながら、亜紀の焼きそばと速人のカレーは出来上がる。
出来栄えとしては、さすが亜紀は女の子というべき美味しさだった。
しかし、一方速人のカレーはと言うと・・・。
「お前・・・コレ、本気で売り物にするつもりか?」
「・・・・・やっぱり、豆乳は奇抜すぎたかな?」
いや・・・絶対それ以前の問題だって・・・・。