夏と秋の間で・乙


「え?」



 何度聞きなおしても、答えは同じだ。



「悪い、サンマ。お前の気持ち・・・分かってないわけじゃなかったんだ。だけど・・・俺はお前とは親友でいたい・・・。ダメか?」



 亜紀は、とても大切な存在だ。



 隣にいてくれることが当たり前で、そばにいてくれることが当たり前で、困ったときには、こいつに頼りたくなって、こいつが困っていたら、何がなくても助けてあげたいと思う。



 だけど・・・・・・・・・・。



 それでも・・・・・・・・・・。








 
 俺は・・・・・・・・お前のコトを恋人には出来ない・・・・・・・・・・。





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