夏と秋の間で・乙

「ん?私は、いつも徒歩だよ。まだこっちに着たばかりで自転車買うお金もないんだ~。」



「・・・え?」



 その発言に望巳は、思わず変な声を上げる。



「どうしたの?」



 それに対して不思議そうな表情を浮かべる早月さん。



「だって、今8時半だよ。」



「え?・・・・あ、本当だ!間に合わない!どうしよう?」



 携帯を取り出し、声を張りはげる早月さん。



 まったく・・・。

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