夏と秋の間で・乙


 なんだ、下らない・・・と、言わんばかりの速人の声。



 まったく、相談しがいのない男だ・・・。




「やっぱり、高嶺の花だったかな・・・?」



 ジャンプして、強蹴り



 避ける速人。



「だろうな・・・どう考えても、お前と大場さんとじゃ、つりあわねぇよ。」



 速人の連続パンチ。



 小ジャンプに、蹴りを受けて、一歩下がった瞬間に、必殺技。



 あっさり、KO負け。



「うるせぇ。」


 
 コンティニューのカウント表示の間に、コインを入れる。



 お前に負けたまま、帰れるか。



「・・・さっさと、あきらめろ。バカ。」



 キャラを選択中に言われると、二重の意味で、ムカついた。




< 25 / 147 >

この作品をシェア

pagetop