夏と秋の間で・乙



「まぁ、別に今週の日曜日はすることもないから別にいいけどさぁ・・・。」



 悩んだ末の選択。



 それでも、おかしな場所に連れて行こうものなら、即帰るつもりだった。




「本当に?ありがとう。さすがは望巳くん。愛してるわ。」



 そう言いながら満面の笑みを浮かべる早川さんを見て、なぜ彼女がもてるのか分かったような気がした。



 もっとも・・・



「俺は愛してないけどね・・・。」



「いけず~。」





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