夏と秋の間で・乙
「そっか・・・、ンじゃ珍しく豪勢に行こうと思ったが、またゲーセンで我慢するか?」
「小林さんの辞書には『部活』という言葉はないのですか?」
わざと、嫌味らしく言ってみる。
小林速人は、これでもバスケ部のエースだ。
類まれなる長身と、小学校から山の中で鍛え上げられた俊敏な動きは、並みの高校生
レベルではまず追いつけない。
「ない!」
・・・・即答するなよ。
「ふ~ん、俺の前で、そのような口を聞くとはいい度胸だな?小林。」
声は、後ろから聞こえた。
二人で顔を向けると、そこにいたのは2メートルはあるのではないかと思われる大男。
赤いラインの上履きから三年生だということが分かったが、そんなもので判断しなくとも、望巳も速人も大男が何者かを良く知っていた。
「小林さんの辞書には『部活』という言葉はないのですか?」
わざと、嫌味らしく言ってみる。
小林速人は、これでもバスケ部のエースだ。
類まれなる長身と、小学校から山の中で鍛え上げられた俊敏な動きは、並みの高校生
レベルではまず追いつけない。
「ない!」
・・・・即答するなよ。
「ふ~ん、俺の前で、そのような口を聞くとはいい度胸だな?小林。」
声は、後ろから聞こえた。
二人で顔を向けると、そこにいたのは2メートルはあるのではないかと思われる大男。
赤いラインの上履きから三年生だということが分かったが、そんなもので判断しなくとも、望巳も速人も大男が何者かを良く知っていた。