王子様と秘密の女の子

[トドメダ!]





そういって振り上げられた腕に私は目をつむった





グサッ




だがいつまでたっても傷みはこず、代わりに暖かい何かが覆いかぶさっていることに気づいた





「我が血と元にめっせられよ」





[ギャァァァァアアアア]




悪霊は叫びながら消えていった




『要!』
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