王子様と秘密の女の子

優は優しく抱きしめてくれた





「柚菜?どうしたんだ?」





ギュッと抱きついたまま離れない私に優しく話しかけてきた






『あのね、私ね、優にずっと言いたかったことがあったの』






「うん」






『私、すごく優には感謝してるの。いつも私のそばにいてくれて、話しをきいてくれてたくさん救われたの』






「うん」






『この間のことだってそう。優がいてくれたから前に進むことが出来たの。だからね、だから……』





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