王子様と秘密の女の子
第三章
*ペア決め
優と晶に正体がばれて数日、
"新入生の交流を深める"
というなの研修会が一週間後に迫っていた
―――教室
ガラガラ
先「おーい、席に着け。RHR始めるぞぉ」
と先生が勢いよく教室に入って来た
先「今からクラスで男女別れて二人づつのペアを決めてもらう。
そのペアが研修会中の部屋割になるからな」
開始、と先生が言うといっきにざわめき始めた
ざわめきの中、由来が私の方へやってきて、
「柚菜、ペアなろ?」
『うん(ニコ)!』
と笑顔でいった
「柚菜、今みたいなおもいっきし可愛い笑顔、私以外に見せないでね?」
『??・・・・・うん・・』
「本当にわかってる?柚菜の笑顔は狼の大好物なんだからね!」
と言われ私は
"狼なんかに食べられて死にました"
なんて恥ずかしくてあの世に持って行きたくないと思い、
縦にブンブンと頭を振った
それをみて由来は満足そうに微笑んだ
先「ペア決まったかぁ?じゃあこれから部屋割決めて、あと前にあるプリントを取って、どんな事をするか大体の予定たてとけよ!」
「私取りにいってくるね」
『うん!ありがとう!』
と由来は教壇へ向かった