王子様と秘密の女の子

とりあえず荷物を置き、由来とソファーに座った


今日は全員での活動はなし。夕食は一階の広場でみんなで食べることになっている。  

それまでは自由時間になっている。

 
「ねぇ柚菜、このホテルの中庭に大きなひまわり園があるんだって!これから行ってみない?」


『うん!行ってみたい!』


私たちはさっそく行ってみる事にした。


夕方ということもあり中庭には人はあまりいなかった。


『うわぁきれ~い』


たくさん植えられているひまわりは、どれも生き生きとしており私と由来は思わず見惚れてしまった。


『私ね、ひまわりがとっても好きなんだ。太陽に向かって一生懸命に生きようとしているから……

自分の意思をちゃんともってて羨ましくなっちゃう。

私も……、ひまわりみたいになりたいな……』


「何いってんの!柚菜は一生懸命頑張ってるよ。私が保証するから(ニコ)」


『ありがとう、由来』


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