王子様と秘密の女の子
怒り散らす三人に私は何も言うことが出来ず、ただ下を向いていた
「ちょっと何柚菜虐めてんのよ」
顔をあげるとそこには怒った顔をした由来が立っていた
すると三人組みは焦り始め、私を睨みつけながら立ち去って行った
私は初めての経験に緊張していたためか、三人が立ち去った後、その場に座り込んでしまった
「柚菜?!大丈夫?どこも怪我とかしてない?」
私はコクンと頷き大丈夫といった
「はぁよかった、柚菜に何もなくて。部屋に帰ってもいないから慌てて探しにきたわよ」
由来を見ると額にうっすらと汗をかいており、走ってきてくれた事がわかった
『ありがとう、由来』
「本当に寿命が縮まるかと思ったわよ。罰としてお風呂で私の背中を流しなさい!」
と笑いながら言ったので私はうん!頷き、二人で部屋に戻った