王子様と秘密の女の子
私は二人の言い争う意をみて、仲がいいなぁっと呑気なことを考えていると、急に優に手を引かれて奥の方に連れて行かれた
『ちょっ…… 優?』
優「……」
「「いってらっしゃ~い」」
二人に見送られながら私はされるがままに優に連れて行かれた
奥に行くとそこには一つだけベンチが置いてあった
そこにつくと優は腰をおろし私にも隣に座った
「…さっきは悪かったな。急にひっぱたりして」
『ううん、大丈夫だよ?それよりどうしたの?』
「いや…
なんていうか、井上にいいように俺の気持ちを見破られて、
餓鬼のように操られていて… なさけないなって…」
すると優は自分の髪をグシャグシャとしながら何言ってんだ、俺…と呟いていた
『……優?』
私が優の顔下から覗き込むと必然的に上目づかいになった
「//////クソッ」
と言うと私の眼鏡を外し、私を引き寄せて唇をふさいだ