王子様と秘密の女の子
キャ――――――――――――――――――――――――――
と朝から女子生徒の黄色い声が校門から聞こえてきた
『何?!何?!
朝からなんかでたの?!』
「あ〜あれ、"学園の王子様"よ」
『学園の王子様?何それ?』
「柚菜知らないの?!今年の入学式で首席で1番人気の王子様よ!」
と呆れた顔で私を見た
『そ・・そ・・・そんなの知ってるに決まってるじゃん!』
と胸を張って言った
「へぇ〜ほぉ〜」
とニヤニヤしながら私を見た
『知りませんでした。ごめんなさい』
「まあいいわ!柚菜ああいうのに興味ないもんね」