王子様と秘密の女の子

キャ――――――――――――――――――――――――――



と朝から女子生徒の黄色い声が校門から聞こえてきた


『何?!何?!

朝からなんかでたの?!』


「あ〜あれ、"学園の王子様"よ」



『学園の王子様?何それ?』



「柚菜知らないの?!今年の入学式で首席で1番人気の王子様よ!」



と呆れた顔で私を見た



『そ・・そ・・・そんなの知ってるに決まってるじゃん!』



と胸を張って言った



「へぇ〜ほぉ〜」



とニヤニヤしながら私を見た



『知りませんでした。ごめんなさい』



「まあいいわ!柚菜ああいうのに興味ないもんね」
< 6 / 207 >

この作品をシェア

pagetop