王子様と秘密の女の子
『やっやめて』
近づいてきた手を勢いよく叩いて拒んだ
「何様のつもり?!そんなに大切なら私達が壊してあげるわよ」
今度は三人で向かってきたので拒むことが出来ず、
プチンッと取られてしまった
「アハハハハ、一人で敵うわけないじゃん!」
三人組みが楽しそうに笑っていると次第に周りが黒い霧のようなもの出てきた
「ちょっ、何?!」
[イタイタ、最高ノ獲物ガイタ]
[欲シイ、コイツノチカラガ欲シイ]
[ハヤク、ハヤク]
私は今まで感じたことのない程の禍々しい霊に体がガクガクと震えた
その禍々しい霊は一気に私に襲いかかって来た
『イヤァ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――』
襲いかかってきた霊は私の体を噛みつき、引き裂き、私の霊力を奪っていった