王子様と秘密の女の子
第五章
*夏休み①
終業式から三日後、熱も下がり、今日は由来と浴衣を買いに行く日
パタパタパタ
『おはよう!』
「おはよう、柚菜ちゃん。今日はご機嫌ね!」
『エヘヘ///』
「ずっと楽しみにしてたもんな」
私はお母さんが用意してくれたトーストを食べて、出かける用意をした
トントン
「柚菜ちゃんあのね、この服この間買い物に行った時に似合いそうだなぁって思って思わず買っちゃったの!今日着ていってくれる?」
お母さんが手に持っていたのは薄い水色のワンピースだった
『わぁ〜!可愛い!でも私に似合うかなぁ?』
「お母さんに任せて!夏休み中は眼鏡かけなくてもいいからね!」
そういってお母さんは私の着替えを手伝ってくれた
ワンピースに着替え、浴衣を見に行くと言うこともあり、髪全体をコテで巻き、頭の上で一つに一つぐくりにしてくれた
「完了!さすが私の娘、とっても可愛いわぁ〜ヾヾ」
キャーと叫びながらお母さんはクルクル回っていた