俺のためにベルは鳴る
「だぁぁ~!!マジゴメンって!!…ってか、んなことより早くここから脱出しねーとマジヤベーぞ?」



「あぁ。…そうだな。」



でも、ここは篤志くんの言うとおり。



今の俺らには、こんなことしてる暇なんてねぇ。



ぶっちゃけ、こんな悠長にふざけてる時間なんて…



今の俺らに残されていない。



あのクソ神主のテリトリーであるこの境内から、さっさと脱出しねぇと…




あのクソ神主お気に入りの、間違いなく危険レベル4以上は軽く超える、この御神木の傍からさっさと脱出しねぇと…



また、あの地獄の日々が待ってるのだから。

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