俺のためにベルは鳴る
サボった罰…だそうだ。



クソ神主に頭をゲンコツで殴られ、



境内の掃き掃除から、追加で狛犬の拭き掃除までやらされるハメとなってしまった俺と篤志は、



お互いの彼女にブチブチ文句を垂れながら適当に狛犬サマを拭いていた。



「ソコっ!!黙って拭きやがれっ!!テメェが石ぶつけやがった鐘も磨かせんぞっ!!」



「はぁ~い。…あっ。」



鐘…



そういえば…



そしてクソ神主の言葉で、ふいにあることを思い出した俺は、



今さらながら、その疑問をマリアにぶつけた。

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