俺のためにベルは鳴る
トラウマ…再び!?
そう。



あれは、まだ俺らがガキンチョ…小学校低学年の時の出来事だ。



その時の俺らは、



“背が伸びますように”だの…



“小遣いがあがりますように”だの…



“今晩の夕飯のカレー。肉が多めに入ってますように”だの…



とにかくっ!!



くっだらねぇ願いをかけながら、ほぼ毎日、賽銭箱に向かって石を投げていた。



でも、



あれは“明日のテストで100点とれますように”って願いながら石を投げた日だった。



篤志と一緒に、賽銭箱に向かって石を投げた…ハズが、



その石達は途中で仲良くぶつかり…



そのままあらぬ方向に飛んで行き…



気づいた時はすでに遅し。



マッチョ神主のオデコに見事ヒットォォ!!



……させてしまったという、世にも恐ろしい過去がある。

< 8 / 43 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop