学校一色



私はそう呟いて学校に入る。





何も変わらない風景

何も変わらない階段

何も変わらない教室

何も変わらない廊下


私の大好きな図書室



「早く着きすぎたし暇つぶしてもいっか」



私は図書室の本を一冊、一冊見て高校時代を思い出す。



すると急に人影が見える


「もしかしてここに来ると思ったよ。久しぶりだなぁ」



「さ‥西条先生!!」


私は西条先生に飛びついた。



「変わらないなぁ‥お前
いつも嬉しいことあったら飛びついてきたな」



西条 一馬

私が高校時代新任教師で私のクラスの副担任だった先生。


そして私が教師になりたいって感じたのは西条先生のおかげだし‥‥




高校時代好きだった人だった。



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