学校一色
私はとぼとぼとため息を出して部屋の鍵を出した。
「貸して」
そう言って先輩は私の手から鍵を取って私の部屋を開けた。
「お邪魔しまーす」
テンション高く声を出し、靴をぬいで部屋にあがる。
今のテンションを寝起きの時にもうちょっとあげたらどんだけ私の気が楽か‥‥
「意外に綺麗だな」
「意外ってなんですか!?」
「高校の時ラケットちらけて怒られてたじゃねぇか」
「あっあれはみんなのラケット運んでて躓いて転けて‥」
「どんくさ」
ふっと笑いながら先輩が言う。
っくぅぅぅぅぅ
朝暗のばかやろぅぅぅ!!