Rain
『同い年で宝石販売してる人やねん。顔はサッカーの稲本みたいな感じ』

『えー♪稲本似ってカッコイイやん♪』

『いつ付き合ったん?名前なんてゆうん?』



京子とりぃはさらにテンションが上がっていく。




『聖夜ってゆうねんけど知り合ったのは5ヶ月くらい前かな。付き合ってもうすぐ4ヶ月やねん。てゆうか陸覚えてるやろ?』

『陸って藤本?』

『覚えてるー♪りぃちょっと好きやったもん』

『その陸と偶然仕事帰りにコンビニで会ってんやん。聖夜は陸と同じ職場の子でその時たまたま知り合ってんけど…』

『どうしたん?元気ないやん知香』





京子とりぃはそう言ってあたしの顔をのぞきこんできた。


最近のあたしの悩み…京子たちなら聞いてくれるよね。






あたしは聖夜との出会い、デート、付き合うまでの馴れ初めを二人に話した。

最近の…聖夜とのことも。



でも、そんなあたしの話を聞いてた京子は少し気難しそうな顔をしていた。
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