Rain
『俺…自分でも分からんねん。知香と付き合ってからは楽しかったし一緒におって安心できたりした。でも香織のことがずっと気になってて…。でも何で2人が知り合いなん?友達って知らんかったから…』




聖夜は申し訳なさそうにそう言った。



知り合い?

友達?



そんな甘い関係じゃない。


あたしらは…







『とりあえず香織は帰るわっ。あとは適当に2人で喋って。ほんな、おじゃましましたぁ』


香織はそう言って勝手に帰っていった。





聖夜は黙ったままだった。


あたしは…ただ呆然としてた。
< 175 / 282 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop