朝陽のもっと向こう側
時刻は既に19時を回っていた。
これから始まるであろうこと。
小さな予感と共に訪れる奇跡は、世界で一番大きくて、
それでいてささやかで。
でも、そんな小さな幸せさえも霞んでしまうほど、
残酷で、悲しい物語。
僕はまだ知らなかった。
明日香さんの彼氏さんである門崎祐司のこと。
メグと美緒の関係。
そして何より、美緒の病気のこと。
知らなかったから。
すべてを知ってからの、それからの時間が、
とても大切に思えたんだ。
何でもないような日々の一瞬一瞬が、
とても愛しく思えたんだ。
・・・
・・・
美緒「鮮やかな夢を観て・・・」
この日が、僕らの始まりだったんだ。
これから始まるであろうこと。
小さな予感と共に訪れる奇跡は、世界で一番大きくて、
それでいてささやかで。
でも、そんな小さな幸せさえも霞んでしまうほど、
残酷で、悲しい物語。
僕はまだ知らなかった。
明日香さんの彼氏さんである門崎祐司のこと。
メグと美緒の関係。
そして何より、美緒の病気のこと。
知らなかったから。
すべてを知ってからの、それからの時間が、
とても大切に思えたんだ。
何でもないような日々の一瞬一瞬が、
とても愛しく思えたんだ。
・・・
・・・
美緒「鮮やかな夢を観て・・・」
この日が、僕らの始まりだったんだ。