朝陽のもっと向こう側
ただ、静かな瞬間へ続く
翌日。
あゆむ「メグ、おはよう」
メグ「あら? なんであんたがいるのよ?」
あゆむ「なんでって・・・学校に行く途中だけど?」
メグ「そうじゃなくて。 どうしてこんなに早く学校に向かっているの?」
僕はいつもよりも15分早く家を出て、学校に向かっていた。
その途中でよく知っている顔を見つけ、声をかけた。
あゆむ「ん。 たまには早起きもいいかなって」
メグ「へぇ。 ま、いいんじゃないの」
あ、そうだ。 あの事聞いてみたほうがいいかな・・・
あゆむ「ねぇ、メグ?」
メグ「なに?」
あゆむ「この前学校に来た美緒って娘に会ったよ?」
メグ「え!?」
あゆむ「おわっ・・・! びっくりした~・・・」
メグ「な、なんであんたがあの娘のこと知っているのよ!?」
あゆむ「なんでって、病院でたまたま会って話しただけだよ」
メグ「病院!? あんたが!?」
あゆむ「お婆ちゃんのお見舞いでね」
メグ「あ、そういうことか。 なんとなくわかってきたけど」
あゆむ「偶然会ったときにはビックリしたよ」
メグ「それで、何話したのよ?」
あゆむ「学校生活のこととか。 そんなに長い時間話していたわけじゃないから」
メグ「そう。 でも珍しいこともあるものね。 あんまり他人と関わろうとする娘じゃないと思っていたけど」
あゆむ「まぁ、僕でも数分だったから」
メグ「また行くの?」
あゆむ「え? でも、さすがに悪いかなって・・・」
メグ「・・・あの娘にとって、あんたは・・・なのよ」
あゆむ「え?」
聞き取れないほど小さい声で、メグが何かを言った。
メグ「ううん、なんでもない」
・・・
・・・
あゆむ「メグ、おはよう」
メグ「あら? なんであんたがいるのよ?」
あゆむ「なんでって・・・学校に行く途中だけど?」
メグ「そうじゃなくて。 どうしてこんなに早く学校に向かっているの?」
僕はいつもよりも15分早く家を出て、学校に向かっていた。
その途中でよく知っている顔を見つけ、声をかけた。
あゆむ「ん。 たまには早起きもいいかなって」
メグ「へぇ。 ま、いいんじゃないの」
あ、そうだ。 あの事聞いてみたほうがいいかな・・・
あゆむ「ねぇ、メグ?」
メグ「なに?」
あゆむ「この前学校に来た美緒って娘に会ったよ?」
メグ「え!?」
あゆむ「おわっ・・・! びっくりした~・・・」
メグ「な、なんであんたがあの娘のこと知っているのよ!?」
あゆむ「なんでって、病院でたまたま会って話しただけだよ」
メグ「病院!? あんたが!?」
あゆむ「お婆ちゃんのお見舞いでね」
メグ「あ、そういうことか。 なんとなくわかってきたけど」
あゆむ「偶然会ったときにはビックリしたよ」
メグ「それで、何話したのよ?」
あゆむ「学校生活のこととか。 そんなに長い時間話していたわけじゃないから」
メグ「そう。 でも珍しいこともあるものね。 あんまり他人と関わろうとする娘じゃないと思っていたけど」
あゆむ「まぁ、僕でも数分だったから」
メグ「また行くの?」
あゆむ「え? でも、さすがに悪いかなって・・・」
メグ「・・・あの娘にとって、あんたは・・・なのよ」
あゆむ「え?」
聞き取れないほど小さい声で、メグが何かを言った。
メグ「ううん、なんでもない」
・・・
・・・