朝陽のもっと向こう側
??「あれ? こんな時間に1人で何しているの?」

あゆむ「え?」

後ろから声をかけられ、振り向いたところにいたのは・・・

夏希「深夜徘徊?」

あゆむ「どうしてそうなるんですか。 だいたい、まだ深夜って程じゃないですよ」

夏希「ふむ。 まぁ、正常みたいね」

あゆむ「・・・当前です」

夏希「で、何してるの?」

あゆむ「両親の帰りが遅いみたいなので。 外食しようかなって。 夏希さんは今帰りですか?」

夏希「え? あぁ、そうでもないんだけどね。 ちょっと人と会うことになっててさ」

あゆむ「そうですか、それじゃあ・・・」

夏希「ちょ~っと待って! せっかくだから付き合うわよ」

あゆむ「え、でも人待たせてるんじゃ・・・?」

夏希「気にしなくていいの。 どうせ時間通りに来ないだろうし」

そうして僕は夏希さんに連れられて、歩き出した。

・・・

・・・
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