朝陽のもっと向こう側
時間を少しさかのぼって。
僕は学校への道をひたすらに走っていた。
昨日の夜、尚人と明け方過ぎまでゲームをして、
いつしか眠りにつき、始業時間になろうとする頃に目覚めた。
そして時計を見て青ざめ、急いで学校に向かう準備をして走り出した。
尚人は無情にも「先に出ているからな~。 お前も遅れんなよ」
たったこれだけのメールを僕の携帯に送ったまま、
先に学校に向かってしまったらしい。
あゆむ「どうしよう、このままだとどう考えても遅刻だし・・・」
僕は走りながら、遅刻した場合のことを想像した。
尚人やメグに馬鹿にされている僕。
・・・それだけは避けたい!!
そう思った時に気づいた。
この道・・・
確か、この細い道を抜ければ、学校への近道になっていたはず。
そう思った僕はその道を走り出し、学校へと急いだ。
通ったことのない道だけど、方向的には間違っていない。
きっと大丈夫。
僕は必死で走った。
通ったことのない道だから、僕の眼に映った「それ」を見たのは初めてだった。
あれは・・・病院?
外観的にはかなり大きな病院。
大学病院だろうか?
正面に大きな看板が出ていて、
「東都医科大学付属病院」と書かれている。
みんなは東都病院と呼ぶことが多い。
聞いたことは何度もあったけど、
健康体であった僕には縁遠い場所だった。
あゆむ「そっか、ここにあったんだ」
この病院に対して思ったとしてもこの程度。
これからもお世話になることはほとんどないと言っていいだろう。
あゆむ「それよりも急がなきゃ!」
僕は特に気にも留めず、走り出した。
僕は学校への道をひたすらに走っていた。
昨日の夜、尚人と明け方過ぎまでゲームをして、
いつしか眠りにつき、始業時間になろうとする頃に目覚めた。
そして時計を見て青ざめ、急いで学校に向かう準備をして走り出した。
尚人は無情にも「先に出ているからな~。 お前も遅れんなよ」
たったこれだけのメールを僕の携帯に送ったまま、
先に学校に向かってしまったらしい。
あゆむ「どうしよう、このままだとどう考えても遅刻だし・・・」
僕は走りながら、遅刻した場合のことを想像した。
尚人やメグに馬鹿にされている僕。
・・・それだけは避けたい!!
そう思った時に気づいた。
この道・・・
確か、この細い道を抜ければ、学校への近道になっていたはず。
そう思った僕はその道を走り出し、学校へと急いだ。
通ったことのない道だけど、方向的には間違っていない。
きっと大丈夫。
僕は必死で走った。
通ったことのない道だから、僕の眼に映った「それ」を見たのは初めてだった。
あれは・・・病院?
外観的にはかなり大きな病院。
大学病院だろうか?
正面に大きな看板が出ていて、
「東都医科大学付属病院」と書かれている。
みんなは東都病院と呼ぶことが多い。
聞いたことは何度もあったけど、
健康体であった僕には縁遠い場所だった。
あゆむ「そっか、ここにあったんだ」
この病院に対して思ったとしてもこの程度。
これからもお世話になることはほとんどないと言っていいだろう。
あゆむ「それよりも急がなきゃ!」
僕は特に気にも留めず、走り出した。